<質問>
はじめまして。
今年6歳になる娘の父です。
娘は生まれたときから、左の眉毛辺りから額にかけて扁平母斑と
思われるあざがあります。
生まれた時にもすぐに治療するかどうか悩んだのですが、
生後すぐの場合、全身麻酔での治療となるとの話を聞いたこと、
また、収入面から治療費等を工面できないとから、
今に至るまで治療していません。
しかし、来年から小学生になることもあり、
イジメ等の問題も気になるので、できればあざをなくしたい、
無理であっても、薄くなるように治療してあげたいと考えています。
現在の医療技術で、扁平母斑をなくすことは可能でしょうか。
<回答>
ご両親のご心配お察しいたします。
扁平母斑は現在レーザー治療が主流で、改善もみられます。
効果の程度は個人差があり、ほとんど消えたと思える程度から薄くなった
という程度の方もいらっしゃいます。
Qスイッチルビーレーザーを使用する医療機関であれば保険適応にて治療が
受けられます。
ただし、今度小学校に上がられる年齢であればまだ全身麻酔が必要
ではないでしょうか。照射の時に泣いたり動いたりして治療ができ
ないことがあるためです。
また、一回でかなり薄くなるものもありますが、何ヶ月かあけて(最低3ヶ月)複数回照射
が必要になることもあります。
小学校にあがることを節目に治療を計画されるのであれば早めに
専門医に相談されることをお勧めします。
投稿日:2012年3月31日 カテゴリー:相談室