ニキビとは
ニキビは、尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれ、アクネ菌の増殖による皮膚疾患の一つです。医師に診察を受け正しい治療を行うことが改善の近道です。
当院では、ケミカルピーリングや、ZO SKIN HEALTHを用いたニキビ治療と、ニキビのできにくい肌を作るためのプランニングを行っています。
タイプ別治療方法
若年性ニキビ
思春期(10代~)のニキビは、額や頬にできることが多く、個人の体質や男性ホルモンの働きが強まり皮脂の分泌量が増加することで起こります。
ニキビには、毛穴に皮脂が詰まった状態の白色面皰(白ニキビ)、詰まった皮脂が酸化し黒く見える黒色面皰(黒ニキビ)、詰まった毛穴の中でアクネ菌が増殖し炎症を起こすことでできる炎症性ニキビ(赤ニキビ)があります。
悪化すると色素沈着やクレーター状の凹みとして跡が残ることがあるため、触ったり潰したりせず医療機関で治療することをおすすめします。
ニキビのできにくい肌を作るためには、生活習慣や洗顔方法を見直し、毛穴の詰まりを改善することが大切です。
大人ニキビ
20代以降にできるニキビは、アゴや口周りにできることが多く、ストレスやホルモンバランスの乱れや、毛穴の角質が硬く狭くなり毛穴が詰まりやすい状態になることも原因のひとつとされています。
メイクの落とし残しや紫外線による皮脂の酸化によって悪化することもあるため、洗顔や紫外線ケアも大切です。
ニキビができやすい方は、角質を柔らかくする保湿ケアをはじめ、新陳代謝を促進させ毛穴を詰まりにくくするピーリングやZO SKIN HEALTHを使った治療がおすすめです。
ニキビ跡
炎症性ニキビが治った後にできるシミ(色素沈着)やクレーター状の凹みは、セルフケアで改善することはなく、症状に合わせたレーザー治療やピーリングでの治療を行う必要があります。
当院では、治療期間やダウンタイムなど考慮し症状に合わせた治療方法を提案しています。
タイプ別治療方法
炎症後色素沈着
炎症性ニキビが治ったあと、炎症による刺激で過剰に生成されたメラニン色素が肌内部に蓄積することでできるシミの一種です。
通常炎症が治まった後数ヶ月で薄くなりますが、紫外線を浴びると濃くなることもあるため紫外線対策が大切です。
当院では、色素沈着の状態や部位によってZO SKIN HEALTHやピーリングなどで治療を行っています。
フォトフェイシャル(M22)
フォトフェイシャル®の光により、シミ・くすみ・小じわ・ハリなど、お肌の悩みを同時に改善し透明感のあるキメの整った素肌に導くダウンタイムの少ない治療法です。
クレーター
炎症性ニキビが悪化し皮膚組織の真皮層までダメージが及んでしまうと、皮膚にクレーター状の凹み(陥凹性瘢痕)や、コラーゲンが異常に生成され盛りあがった凸型のニキビ跡(ケロイド)が形成されます。
この状態になると自然に改善することはなく、医療機関での治療が必要となります。
クレーター(瘢痕)が比較的浅い場合はケミカルピーリング、深い場合はレーザーや注入療法をおすすめしています。